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学生voice

世の中の一歩先をいくために、必要な選択肢


大学院理工学研究科 システム工学専攻 2年
株式会社小野測器 就職
山口 正貴さん(浜松工業高等学校卒)

■大学院への進学理由
将来は研究開発の道に進み、世界に貢献できる技術者になる。
これは高校時代から抱いている私の将来像です。そのステップとして選んだのが本学の理工学部・電気電子工学科。学部生として制御工学や電子回路工学、モータ応用工学について学ぶ中、夢の実現のためにはより実践的な能力の修得が必要だと感じ、大学院に進学しました。

■大学院での私
大学院では、電動車両の駆動用モータの高効率制御や蓄電システムに関する研究及び、自動運転のためのセンシング技術に関する研究をおこなっていました。
蓄電システムの研究では、キャパシタに電源を搭載して3分以内に完全充電が可能なシステムと、バッテリの寿命予測ができたり所望する寿命までバッテリを使用できたりするシステムの構築に成功。
もしもこれが実用化されたら、これまで何時間も要していた電動車両の充電があっという間にできるようになり、さらに技術が進めば、充電の概念さえなくなる未来につながります。
また、自動運転のセンシングに関する研究では、障害物検出機能をより安価につくりあげる技術開発に挑戦し、低速運転車両であれば可能なレベルまで進みました。
これが応用されれば、現時点では高額にならざるを得ない自動運転車両が、何分の1の価格で提供することができるかもしれない。私の研究は、私たちの明るい未来とリンクしています。
大学院生になって初めて、世の中にどう活かしていくかという本気の研究が始まります。高いレベルの研究も学部生と協力しながら進めていくため、これまでの知識や経験を伝える機会も多くあり、後輩を指導・支援する力も身につきました。
本学の研究室は企業との共同研究が盛んで、私自身も企業担当者と直接やりとりをしてきましたが、この環境が研究の方向性やスキル向上につながったと感じています。実際、就職活動では学部生より早く選考が進みました。

■未来の私
内定をいただいた(株)小野測器は、自動車の性能計測機器や音・振動の計測機器など様々な計測機器を扱っている東証一部上場企業。
同社の計測器は最先端開発に使用されるもののため、世の中の一歩先をいく技術が求められます。ずっと描いてきた技術者への入口まで到達しました。大切なのはこれからどう進んでいくか。所属研究室の高橋先生に教えていただいた「研究は楽しんでやるもの」という精神を忘れず、明るい未来につながる研究開発を思い切りやり遂げます。

※学年学科名等は、取材時のものです。
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