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学生voice

夢中になれる環境で、自分に必要な力を蓄えた4年間


理工学部 機械工学科 4年(知能エレクトロニクス研究室)
永島 久遠 さん(静岡県立浜松城北工業高等学校卒)
■高校までの私
 家にクラシックカーが何台もあるような車好きな家庭で育ちました。また、父が整備士、母が建築のCADを扱う仕事をしており、ものづくりに触れる環境が身近にありました。そんな私は子どもの頃から自動車が大好きでした。なおかつ、小学生の頃から家族でクラシックカーのイベントやモーターショーに出かけていたこともあり、ものごころついた時には車に関連する仕事に就きたいと考えていました。
中学校では壊れたオーディオやゼンマイ時計を修理することを楽しんでいましたし、高校では工業高校の電子科に進んで電気系の知識を深めました。高校時代には、部活動でのエコランでは大会に出場する自動車の製作にも携わり、そこで機械工学科への興味がさらに深まりました。身の回りのものを直したり改造したりする中で、ものづくりの楽しさを実感しました。

■静岡理工科大学を選んだきっかけ
 高校卒業後は当初就職を考えていましたが、当時のコロナ禍の状況と今後を考え、大学に進学することに高校3年生の夏に方向転換しました。そのとき、家から通える範囲で指定校推薦が受けられる静岡理工科大学が候補に上がりました。また、高校時代に部活動として製作したガソリン車の燃費や電気自動車やFCVの走行距離を競うエコランという競技に参加する部活に所属していたとき、エコランの大会で静岡理工科大学機械工学科の野﨑教授と関わりを持ちました。静岡理工科大学にはシャーシダイナモなど設備が充実していたのも大きな理由です。また、静岡県は自動車関連企業が多いですが、静岡理工科大学は静岡県内で就職に強いところが決め手でした。

■学生生活で力を注いだことと楽しかったこと
 大学ではロケット研究会「SpaceTraveler(スペーストラベラー)」に入り活動していました。車に興味があるとともに、宇宙にも興味を持っていたので、入学当初は「自動車部」と掛け持ちで活動をしていました。しかし、1年生の冬に「種子島ロケットコンテスト」のロケットの到達高度を競う部門のためのロケットの機体製作に携わり、自分のアイデアが採用されたり、試行錯誤するのがすごく楽しかったため、2年からはSpaceTravelerの活動に絞りました。この活動では、3年生になる前の春休みに「種子島ロケットコンテスト」に出場した際に、生でH3ロケットの発射を見れた時はとても感動しましたし、チームでの活動は良い思い出になっています。また、サークル活動だけでなく、機械工学科には車やプラモデルなど趣味嗜好があう仲間が多く様々な会話ができる友人と出会え、大学祭でのSFに関する企画展をやるなど充実した学生生活が送れました

■取り組んでいる研究内容
 現在取り組んでいる研究は、車いすを自律走行化するロボットの開発です。もともとは、自動車に関する研究をしたいと思っていましたが、2年生のメカトロニクス実験で現在所属する飛田和輝先生と出会い、機械と電気電子を掛け合わせたメカトロニクスに興味を持ちました。今後の自動車に必要な要素も学び深めることができると思い、研究室を決定しました。このロボットは、介護施設などで既に導入されている既製品の車いすにロボットを外付けすることで、人がサポートしている車いすを押すという作業を機械で自動化し、介護施設の人手不足解消や職員の負担軽減を目指しています。センサを使って周囲の状況を認識し、ROS2というシステムを使って障害物を感知しながら自律的に最適なルートを選択して走行をします。現在は3Dで空間をスキャンできるセンサを搭載した3号機の製作をしています。この研究を通じて、人の役に立つ技術を形にすることの面白さを実感しています。

■静岡理工科大学の魅力
 静岡理工科大学の一番の魅力は静岡県内で就職に強いところだと思います。キャリア支援課でエントリーシートの相談や添削、面接練習などサポートしてもらえますし、県内企業の会社説明会やインターンシップの紹介などもあって就職活動のサポート体制が手厚く、親身に相談に乗ってもらえるので安心して就活に挑むことができました。

■今後の目標と夢
 卒業後は株式会社スズキに就職することが決まっています。これまでの経験を活かして、技術者として、ユーザーの相棒となり、車での移動の時間が楽しめるようなワクワクする自動車を開発したいと思っています。自動車は生活の足や趣味、仕事の道具として様々なシーンで使われることから、将来的には自動車に愛着を持っていただけるような遊び心や使いやすい工夫をプラスし、挑戦と面白さでユーザーの生活を彩れる製品開発の一翼を担いたいと考えています
 私の学生生活は、子どもの頃からの興味や経験をベースにして、挑戦し続けることが大事だと改めて実感する日々でした。静岡理工科大学で学んだことを活かして、これからもっと頑張っていきたいと思います。自分自身の成長を通じて、より多くの人に喜ばれる技術を届けられるよう努力していきます。
※永島さん自身もクラシックカー「FIAT500」(ルパン三世の車)を購入し、休日には友人ともドライブライフを楽しんでいるそうです。根っからの車好きと言えますね。ちなみに、普段使用するマウスも自家用車に合わせています!

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