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学生voice

学生フォーミュラと共に駆け抜け、社会に翔く


理工学部 機械工学科4年
ヴィークル工学研究室
芦原 光さん(星陵高等学校卒)
(株)ジヤトコ 内定

■入学までの私
もともと数学と物理が好きで、将来は工学を学び車関係の仕事につければいいなと高校時代に漠然と考えていました。進路を本格的に考え始める高校3年生に、全日本学生フォーミュラ大会(※注)の存在を知り、大学でこの大会に出場したいと強く願ったことを覚えています。そのこともあり、静岡県内で学生フォーミュラに参加している大学への進学を希望し、静岡理工科大学に進学をしました。

■理工科大での私
大学に入り、念願の自動車部に入部し、学生フォーミュラ大会に向けた車両製作を行いました。大学入学当初は大学生活に慣れることにも時間がかかり、部活と勉学の両立にとても苦労しましたが、部活の仲間と想いを共有し乗り越えることができました。
部活動では、エンジン班として寝る間を惜しんでエンジン部分の製作を行い、大会に向け無我夢中に突っ走りました。
3年次後期からは、私たち学年が部をまとめる立場になり、車両製作をまとめる役割である車両統括として部内全体を見る立場となり、車両の完成ゴールから逆算し、日々のスケジュールを立て、部員と共有し進捗管理をしなければなりません。
それまでは、自分のやっていることだけに責任を持ち、他のメンバーのことは気にしていませんでした。しかし、立場が変わったことで、チーム全体を見る必要があり、メンバーの仕事ぶりなど見なければいけない部分が増えました。上手く進捗をしていない箇所は、部門を越えて乗り越える必要があり、時に怒り、時になだめながら人を動かし、その大変さを学びました。この経験から、一つのものを多くの仲間が関わり作り上げる素晴らしさを再認識しました。
2019年度の車両は、流れるように走ることを目標に「流走」をコンセプトとし、旋回性能の向上とドライバビリティーの向上を目指し、沢山のトライ&エラーを繰り返しながら車両を完成させ、2019年8月に開催された「第17回学生フォーミュラ日本大会2019」に臨みました。
大会では、車検や静的審査(コストやデザインなどの審査)、動的審査(加速性能やコーナリング性能などを競う)など多くの審査種目がある中で、私たち自動車部は、ガソリンエンジン(ICV)クラスに参加し、オートクロス部門(直線・ターン・スラロームのコース性能性を競う)において上位6チーム(出場全72チーム)にだけ与えられるエンデュランスファイナルへの出場を果たすことができました。大会最終日にファイナルを走行する姿はとても誇らしく、感慨深いものでした。
上手くいくことばかりではありませんでしたが、限られた時間の中で、速いセッティングを見つけ、このような結果を残すことができたのは、チーム全員で協力し合った結果だと思います。
自動車部の活動を振り返るととても濃密な4年間でした。私が高校時代に思い描いていたものよりも過酷でしたが、モノづくりに必要な知識、技術を実践的に培うことができました。また、自動車部は、大学や企業の方から多大なるスポンサードをいただき、活動ができています。私たち若者の熱意だけでは実現できないモノづくりにおいて、支えていただく方への感謝の気持ちを常に持ち、行動や結果で恩返しをする難しさや重要性をこの活動の中で実感でき、人として成長できたと思います。また、一つのモノづくりに想いを重ね、真剣にぶつかり合える仲間(先輩、同期、後輩、OB)と出会えたことは何よりの財産です。

■未来の私
グローバルNo.1のオートマチックトランスミッションメーカーを目指しているジヤトコ株式会社から内定をいただき、クリーンかつ低燃費なクルマを実現するためのオートマチックトランスミッション製作に携わります。今後は、大学4年間でモノづくりの製作過程を考えた設計を考える重要性を学んだ経験を活かし、更に知識・技術を上積みすることで、今ある環境で何ができるのかを考え、世の中に必要とされる新たなモノを生み出し、貢献していければと考えています。


※全日本学生フォーミュラ大会
学生が自ら構想・設計・製作した車両により、ものづくりの総合力を競い、産学官民で支援して、自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成することを目的に、学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作し、その力を競う大会。競技会では、走行性能だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コスト等のものづくりにおける総合力を競う。
大会は、毎年8月下旬~9月初旬に静岡県袋井市のエコパ(静岡県小笠山総合運動公園)を会場に開催され、2020年は9月8(火)~12日(土)で開催が予定されている。

※学年学科名等は、取材時のものです。
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