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学生voice

野球と学びで築いた技術者への道


機械工学科4年 流体科学研究室
有谷 尊 さん(静岡県立浜北西高等学校卒)

■野球漬けの少年時代
 小学校4年生から野球を始め、他のチームメイトよりも始めた時期が遅く、最初はチームでのレギュラーが掴めずとても悔しい思いをしました。レギュラーを取るために自主練習をする際には、家族が一緒に走ってくれたり、バッティングのトスを上げてくれたりとサポートをしてくれました。
 その甲斐もあり、高校も地元の公立高校に進学し、部活動は小学校から続けている野球部に所属し野球に熱中しました。

■大学進学に向けて
 地元浜松がものづくりの街で、母が自動車の部品を製造する会社に勤めていたこともあり、私も地元の産業を支える仕事がしたいと考えました。
進路先は、地元静岡にある理工系の大学で学ぶと私のやりたい仕事に近づけると考えた中、静岡理工科大学を知り、機械工学科のオープンキャンパスに参加しました。その時に研究室を見学し、先生だけでなく学生の皆さんも自身の行っている研究についてとても熱心に話をしてくれました。高校生であった私の知識では理解できないこともありましたが、この研究がこんなに世の中に役に立つものなんだよと情熱を持って説明してくれた姿を鮮明に覚えています。

■大学入学後の私
 大学では部活をせず、講義やバイトを通じで自立する大学生活を送ろうと考え、スポーツショップでのアルバイトを始めました。しかし、バイト先で高校野球部の先輩かつ静岡理工科大学の野球部に在籍している先輩との運命的な出会いがありました。
 大学では野球を続けるつもりはなかったのですが、先輩からの強い薦めもあり一度練習参加をしました。そこで、大学野球のレベルの高さに驚き、私のチャレンジ心に火が付き野球部に入部しました。
 機械工学科での学びも、大学卒業時に「技術者として必要な技術」や「ものごとを論理的に説明する力」が必要だと考え、また野球をやっているからできないと思われたくなかったので、レポートの提出も先を見越して準備をすることに努めました。特に大学2年から本格的に実施する実験のレポート提出では、実際の結果とその結果からの推測をレポートにまとめることで、論理的に考える力が身に付いたと感じています。
 4年生から配属した流体科学研究室では、「空気抵抗を抑えた自動車形状のモデリング」に関して研究を行っています。研究室では設計に必要となる3次元CAD操作の技術が必要ですが、研究室に配属されるまでは苦手でした。しかし、研究やインターンシップを通じて自分が思い描く将来の道には必要な技術と考えチャレンジすることで、最低限の操作ができるようになりました。
その甲斐もあり地元浜松にある、大型インクジェットプリンター、3Dプリンター、カッティングマシンなどのデジタル機器を製造販売し、急速に進展するデジタルの世界と人々の実生活を結びつける企業への就職も決めることができました。

■大学生活とは
大学生活は改めて「自由に使える時間が多い」と思います。また、理工系大学は実験やそのレポート提出が多く、大変なイメージがありますし実際に忙しいです。その代わりに、「自らの行動に意味を持たせ、自分のために時間を使う」ことで、何事にも前向きにチャレンジができ、その時間はとても有意義になります。私は一度野球を辞めようと思っていましたが、理工系の学びとの両立は大変な部分もありましたが、大学生活に彩りが添えられたと感じています。やれば身になる環境が静岡理工科大学にはあります。
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