東京建築士会主催 住宅課題賞で2位を受賞
理工学部 建築学科3年
設計・意匠(デザイン)研究室
疋田 大智さん(藤枝明誠高等学校卒)
■入学までの私
親が建築関係の事務所を運営していたこともあり、小さい頃から「建設現場」に足を運ぶ機会が多くありました。 また、絵を書くことが好きで、将来の夢として小学校の卒業文集にも「建築の設計士になる」と書いていたことを思い出します。 高校卒業後の進路は芸術を専門的に学ぶことも考えましたが、「好きなこと」を直接学ぶのではなく「得意なことを活かせる」学びを選択し、幼いころからの夢でもある建築学科に進学しました。 本学を選択するにあたり、①私の興味関心が強い「意匠・計画」の教員数が多くその分野に強みがあること、②大学院進学を視野に入れると学費面に懸念があり地元静岡県で学べることにメリットを感じ、静岡理工科大学への進学を決めました。
■理工科大での私
普通科高校出身の私は、建築学の基礎やデッサンや図学などの技術において、高校で建築学を学んできた同級生に劣ると思い、日々の講義や課題制作を大事にすることで知識や技術の向上に努めました。また、学外実習に積極的に参加したり、専門書を読んだり同級生の作品から良い所を分析したり、他のことに気が回らないほど建築に対してストイックに学んだ1,2年生だと思います。 その2年間を経て、3年生になり私の考える建築が少し纏まりつつある中で、「入れ替わり立ち替わりの激しい商店街で、地域に根付いた生業を起点に長期的な再生策を考える」という課題制作に向かいました。
親が建築関係の事務所を運営していたこともあり、小さい頃から「建設現場」に足を運ぶ機会が多くありました。 また、絵を書くことが好きで、将来の夢として小学校の卒業文集にも「建築の設計士になる」と書いていたことを思い出します。 高校卒業後の進路は芸術を専門的に学ぶことも考えましたが、「好きなこと」を直接学ぶのではなく「得意なことを活かせる」学びを選択し、幼いころからの夢でもある建築学科に進学しました。 本学を選択するにあたり、①私の興味関心が強い「意匠・計画」の教員数が多くその分野に強みがあること、②大学院進学を視野に入れると学費面に懸念があり地元静岡県で学べることにメリットを感じ、静岡理工科大学への進学を決めました。
■理工科大での私
普通科高校出身の私は、建築学の基礎やデッサンや図学などの技術において、高校で建築学を学んできた同級生に劣ると思い、日々の講義や課題制作を大事にすることで知識や技術の向上に努めました。また、学外実習に積極的に参加したり、専門書を読んだり同級生の作品から良い所を分析したり、他のことに気が回らないほど建築に対してストイックに学んだ1,2年生だと思います。 その2年間を経て、3年生になり私の考える建築が少し纏まりつつある中で、「入れ替わり立ち替わりの激しい商店街で、地域に根付いた生業を起点に長期的な再生策を考える」という課題制作に向かいました。
※コンテストに出品した作品
■課題制作からコンテスト出場
1980年代は賑わっていた商店街も、現代ではその様相が替わっています。建物を通じて、商店街の賑わいを取り戻すことを目的とせず、今に合わせたこの商店街に住む人たちの暮らしを豊かにすることを考え、日本人が好む間取りと言われる「四畳半」という「間」で表現し、その「間」を起点にあらゆる設備機能を収束させ「間」から発展させる計画を立てました。 その計画が学内で認められ、(一財)東京建築士協会が主催する、第20回住宅課題賞2020にエントリーすることになり、コンテストは作品(模型)とその作品を説明資料であるプレゼンテーションボードの2点のみで競われました。 作品は設計競技の条件に合わせるため、模型は1から作り直しをしました。模型は普段制作している作品のスケールより大きく、出品までの期間(約1カ月)は、制作と講義に多くの時間を割き、寝食を後回しにした生活となりました。 また、制作にあたり、同級生や後輩の力も借りて完成することができました。建築の設計などはチームで進めるものだと聞いていました。実際に進めてみると、設計主体である私の考えを、仲間に伝えることや協働することの難しさを身をもって感じました。 その反面、コンテストにおいて、苦労を共にした仲間の想いも含めて、ただでは終われないと思い、その想いはプレゼンテーションボードの内容に込めれたと感じています。 結果として、2位を受賞することができ、本当に嬉しかったです。またホッとしました。
1980年代は賑わっていた商店街も、現代ではその様相が替わっています。建物を通じて、商店街の賑わいを取り戻すことを目的とせず、今に合わせたこの商店街に住む人たちの暮らしを豊かにすることを考え、日本人が好む間取りと言われる「四畳半」という「間」で表現し、その「間」を起点にあらゆる設備機能を収束させ「間」から発展させる計画を立てました。 その計画が学内で認められ、(一財)東京建築士協会が主催する、第20回住宅課題賞2020にエントリーすることになり、コンテストは作品(模型)とその作品を説明資料であるプレゼンテーションボードの2点のみで競われました。 作品は設計競技の条件に合わせるため、模型は1から作り直しをしました。模型は普段制作している作品のスケールより大きく、出品までの期間(約1カ月)は、制作と講義に多くの時間を割き、寝食を後回しにした生活となりました。 また、制作にあたり、同級生や後輩の力も借りて完成することができました。建築の設計などはチームで進めるものだと聞いていました。実際に進めてみると、設計主体である私の考えを、仲間に伝えることや協働することの難しさを身をもって感じました。 その反面、コンテストにおいて、苦労を共にした仲間の想いも含めて、ただでは終われないと思い、その想いはプレゼンテーションボードの内容に込めれたと感じています。 結果として、2位を受賞することができ、本当に嬉しかったです。またホッとしました。
※仲間との話の中で、建築に対する考えを整理することができる
■課題制作からコンテスト出場
1980年代は賑わっていた商店街も、現代ではその様相が替わっています。建物を通じて、商店街の賑わいを取り戻すことを目的とせず、今に合わせたこの商店街に住む人たちの暮らしを豊かにすることを考え、日本人が好む間取りと言われる「四畳半」という「間」で表現し、その「間」を起点にあらゆる設備機能を収束させ「間」から発展させる計画を立てました。 その計画が学内で認められ、(一財)東京建築士協会が主催する、第20回住宅課題賞2020にエントリーすることになり、コンテストは作品(模型)とその作品を説明資料であるプレゼンテーションボードの2点のみで競われました。 作品は設計競技の条件に合わせるため、模型は1から作り直しをしました。模型は普段制作している作品のスケールより大きく、出品までの期間(約1カ月)は、制作と講義に多くの時間を割き、寝食を後回しにした生活となりました。 また、制作にあたり、同級生や後輩の力も借りて完成することができました。建築の設計などはチームで進めるものだと聞いていました。実際に進めてみると、設計主体である私の考えを、仲間に伝えることや協働することの難しさを身をもって感じました。 その反面、コンテストにおいて、苦労を共にした仲間の想いも含めて、ただでは終われないと思い、その想いはプレゼンテーションボードの内容に込めれたと感じています。 結果として、2位を受賞することができ、本当に嬉しかったです。またホッとしました。
■コンテストで学んだこと
設計、制作の難しさを学びました。41大学53学科を越える大学の人たちとコンテストを競いましたが、プレゼンテーションボードの内容だけでも個々の大学の特色が出ていたと感じます。手書きのものやデジタルを駆使したものなど様々ありましたが、大学個々の歴史やその教育内容が表れているなと感じました。 逆に静岡理工科大学の建築は、まだ始まったばかりなので、私たち学生がこういったコンテストで外部に出て自分を作品を通じて表現していくことが、静岡理工科大学の建築らしさを創っていくことにも繋がります。そのことは、プレッシャーでもありますが、この大学の色を作り上げる面白みとも思います。
1980年代は賑わっていた商店街も、現代ではその様相が替わっています。建物を通じて、商店街の賑わいを取り戻すことを目的とせず、今に合わせたこの商店街に住む人たちの暮らしを豊かにすることを考え、日本人が好む間取りと言われる「四畳半」という「間」で表現し、その「間」を起点にあらゆる設備機能を収束させ「間」から発展させる計画を立てました。 その計画が学内で認められ、(一財)東京建築士協会が主催する、第20回住宅課題賞2020にエントリーすることになり、コンテストは作品(模型)とその作品を説明資料であるプレゼンテーションボードの2点のみで競われました。 作品は設計競技の条件に合わせるため、模型は1から作り直しをしました。模型は普段制作している作品のスケールより大きく、出品までの期間(約1カ月)は、制作と講義に多くの時間を割き、寝食を後回しにした生活となりました。 また、制作にあたり、同級生や後輩の力も借りて完成することができました。建築の設計などはチームで進めるものだと聞いていました。実際に進めてみると、設計主体である私の考えを、仲間に伝えることや協働することの難しさを身をもって感じました。 その反面、コンテストにおいて、苦労を共にした仲間の想いも含めて、ただでは終われないと思い、その想いはプレゼンテーションボードの内容に込めれたと感じています。 結果として、2位を受賞することができ、本当に嬉しかったです。またホッとしました。
■コンテストで学んだこと
設計、制作の難しさを学びました。41大学53学科を越える大学の人たちとコンテストを競いましたが、プレゼンテーションボードの内容だけでも個々の大学の特色が出ていたと感じます。手書きのものやデジタルを駆使したものなど様々ありましたが、大学個々の歴史やその教育内容が表れているなと感じました。 逆に静岡理工科大学の建築は、まだ始まったばかりなので、私たち学生がこういったコンテストで外部に出て自分を作品を通じて表現していくことが、静岡理工科大学の建築らしさを創っていくことにも繋がります。そのことは、プレッシャーでもありますが、この大学の色を作り上げる面白みとも思います。
※苦労した作品だけに愛着を一番感じている
■疋田さんが思う静岡理工科大学の建築学科
建築意匠系の先生が多いこともあり、制作した模型やデッサンについて、本学の先生や先生方の知り合いである外部の専門家から意見をいただける貴重な機会が多くあることが特徴と感じます。 それが、大学外に出向くことなく、この地方大学でそのような体験ができることは、間違いなく本学の魅力であると私は思います。 また、建築学を学べば学ぶほど、身近にいる先生や専門家の方の凄さを実感しますね。
■建築学を目指す後輩へのメッセージ
自分自身が身をもって感じてきたことが、建築の作品に型として表れると感じます。育つ環境はそれぞれですが、その環境で「建物がどのようにできあがるのか」「光や影はどう映るのか」など興味をもつことが、将来建築学を学ぶ際に役に立つと思います。
建築意匠系の先生が多いこともあり、制作した模型やデッサンについて、本学の先生や先生方の知り合いである外部の専門家から意見をいただける貴重な機会が多くあることが特徴と感じます。 それが、大学外に出向くことなく、この地方大学でそのような体験ができることは、間違いなく本学の魅力であると私は思います。 また、建築学を学べば学ぶほど、身近にいる先生や専門家の方の凄さを実感しますね。
■建築学を目指す後輩へのメッセージ
自分自身が身をもって感じてきたことが、建築の作品に型として表れると感じます。育つ環境はそれぞれですが、その環境で「建物がどのようにできあがるのか」「光や影はどう映るのか」など興味をもつことが、将来建築学を学ぶ際に役に立つと思います。