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学生voice

なぜこの受験方法を選んだのか?



災害への関心から始まった、土木工学への道

土木工学科 立石 港都 さん

僕が土木工学に興味を持ったきっかけは、幼い頃にテレビで見た東日本大震災でした。まだ年中くらいだったんですけど、津波や地震の光景が衝撃的で、強く記憶に残っています。その後も熊本地震や九州北部豪雨など、地元福岡でも災害が相次いで、「防災」というものへの関心が高まりました。そこから、自然災害を防ぎ、人々の暮らしを守る“土木”という分野に興味を持つようになったんです。

高校時代には防災士の資格も取得しました。こうした背景もあって、大学受験では自分の思いをしっかり伝えられる「総合型選抜」を選びました。面接時間も長く、自分の熱意を直接伝えられる点が魅力でした。志望校を探す中で、静岡理工科大学のオープンキャンパスに参加し、水害や水のシミュレーションに詳しい教授との出会いが大きな決め手になりました。水に関する災害研究ができる環境が整っていると感じ、他の大学も検討しましたが、最終的にはここしかないと確信しました。

大学生活では、減災社会デザインプロジェクトなど、実践的な授業がとても楽しいです。実際の災害事例を学ぶ中で、昔テレビで見ていた出来事の原因や背景がわかるようになり、学ぶ意欲がさらに高まりました。測量などの実技科目も増え、手を動かす学びが増えてきたのも刺激になっています。また、学外ではホームセンターでのアルバイトにも挑戦し、さまざまなお客さんとの会話が良い経験になっています。

土木を志す仲間たちと日々学び、語り合う中で、将来は水害対策や防災インフラに関わる仕事に就きたいという思いが一層強くなっています。社会の課題に向き合い、人の命と暮らしを守る一員になれるよう、これからも学びを深めていきたいです。

食品への興味から広がる未来

物質生命科学科 中 遥菜 さん

私の高校は調理師免許が取れる食品系の学校で、当時は管理栄養士になりたいと思っていました。でも、だんだん「食品そのもの」や「成分」に興味が湧いてきて、化粧品の成分なんかにも惹かれ始めたんです。そんなときにこの学科を知って、「ここなら食品も化粧品も勉強できそう」と思って進学を決めました。

県内進学が希望だったので、いろいろ調べた中で学力的にも現実的だったのが今の大学。高校2年のときにオープンキャンパスに行ったら、先生がすごく丁寧に対応してくださって。学習は大変だよと正直に教えてくれつつも、ちゃんとサポートがあることを知って安心しました。

入試は「総合型選抜」で受験しました。高校からこの大学に行った先輩がいなかったので情報がなくて、とりあえずチャレンジしてみようと。面接やレポートでの受験で、高校の先生方にもサポートしてもらって、無事合格できました。

入学前のオリエンテーションでは、ロケットを作って飛ばすような工作をグループでやったりして、そこで顔見知りもできて、入学式の日はちょっと安心できました。授業が始まってからは、やっぱり高校とは全然違って難しいことも多いけど、基礎からしっかり教えてくれるし、先生たちも「わからなかったらすぐ聞きにおいで」っていう雰囲気で、すごく助けられています。

今はダンスとフットサルのサークルに入っていて、フットサルでは女子が少ない分、すごく気を遣ってもらえる環境で楽しいです。バイトは地元の焼肉屋さんで週3〜4日。授業の課題も多いけど、なんとか両立できています。

将来はやっぱり食品や化粧品に関わる仕事がしたいと思っていて、研究室はまだ決めてないけど、生化学の吉川先生の授業が楽しくて、ちょっと憧れています。今は目の前の勉強を頑張りながら、少しずつ将来の道を探しているところです。

指定校推薦枠が無くても一般推薦がある

機械工学科 皆川 一真 さん

僕は小さい頃から車が大好きで、特にエンジンの構造や仕組みに惹かれていました。だから、進路を考えるときも迷わず「機械工学」を選びました。高校は普通科だったので、機械に触れる機会はなかったんですが、それでも「車をつくる側に回りたい」という気持ちが強く、この分野に進む決意をしました。

受験方法は「公募制一般推薦」を選択。指定校推薦の枠がなかったので、高校の先生と相談し、この制度で挑戦することに決めました。受験内容は数学と面接、そして志望理由書や活動報告書などでしたが、部活ではテニス部の部長を務め、ホームルームの評議員もやっていたので、そうしたリーダーシップ経験もアピールポイントとして伝えました。

入学してすぐ、僕にはもう一つの目標ができました。それは「広報宣伝サークル」の立ち上げです。というのも、受験生の頃に大学の情報を集めようとしても、SNSやYouTubeなどにあまり発信がなくて、「もっと中の様子が知りたいのに!」と感じたんです。じゃあ、自分がそれをやろう、と。まだ大学生活が始まったばかりですが、オリエンテーションやグループワークで仲良くなった仲間に声をかけて、すでに10人以上が集まりました。インスタでリール動画を発信したり、学生目線でキャンパスライフを紹介したりする企画を進めています。大学側も機材貸出などで協力してくれそうで、着実にスタートできそうです。

自動車の設計や開発を目指す一方で、「伝える力」を持った技術者になるのもアリだなと最近は思っています。将来、自動車メーカーの広報部門などで、自分の“好き”を発信できたら理想です。この大学で学ぶ技術と、広報活動で培う発信力。その両方を武器にして、自分らしい道を切り拓いていきたいと思っています。
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