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学生voice

「自分で調べ、挑戦する」経験がもたらした成長と未来への道


大学院理工学研究科 材料科学専攻
塩入舞倖さん(静岡県立浜松湖東高等学校出身/本学理工学部物質生命科学科卒)

1か月間の国内短期留学で研究をレベルアップ!
「自分で調べ、挑戦する」経験がもたらした成長と未来への道

■理学に興味を持ったきっかけと、静岡理工科大学を選んだ理由を教えてください。
高校での「炎色反応」が原点!研究に集中できる少人数環境に惹かれて本学へ。

子どもの頃から理科の実験や機械を触るのが好きで、身の回りの出来事に「なぜこうなるんだろう?」と考えるタイプでした。大きな転機となったのは、高校の化学の授業で行った「炎色反応の実験」です。目に見える鮮やかな色の変化に深く感動し、「身の回りの現象を分子レベルで解明し、制御できる化学の面白さ」に一気に魅了されました。
進路を考えていた高校時代、いくつかの大学を候補に挙げて比較検討していました。その中で静岡理工科大学を選んだのは、将来は地元に貢献できる人材になりたいという思いがあったこと、そして学生一人ひとりに親身に向き合ってくれる「少人数教育」の環境が、自分自身の成長スタイルに一番合っていると感じたからです。
■本学での学生生活や、学びの中で印象に残っていることは何ですか?
とにかく「学生実験」の講義が楽しくて仕方ありませんでした!

実験をするたびに「どうしてこうなるんだろう?」という疑問が次々と湧いてきました。
本学の図書館には専門書や実験装置の解説書・手法本がとても充実しているため、疑問に思ったことは図書館に通い詰めて「調べて、調べて、調べまくる」という日々に没頭していました。
先生との距離感が近いので、すぐに質問して解決することもできましたが、まずは自分で納得いくまで専門書を読みました。私は、疑問を解決するプロセスそのものが好きで、図書館で過ごす時間はかけがえのないものでした。
高校時代は数学の方が得意でしたが、こうして自ら疑問を追究する面白さに魅せられるうちに、化学や生物が大好きになっていきました。

広島でサンプルを採集

■塩入さんが所属する「天然物化学研究室」での研究と、アクティブなフィールドワークについて教えてください。
海の生物から未知の成分を探し出し、解明する研究に取り組んでいます。

私たちの研究室では、大型海藻などの海洋生物から、まだ誰も知らない未知の有機化合物を探し出し、取り出す研究を行っています。
研究室でのアクティブな活動も魅力の一つです。研究に必要なサンプルを採集するため、広島県の海へ行って現地の共同研究者と一緒にサンプル採集を行いました。ほかのメンバーたちは、高知県や鹿児島県の離島、沖縄県などにも行っています。
また、研究の知見を広げる機会にも恵まれています。学部4年生の時には沖縄の琉球大学で「匂い(香料)」の研究をしている専門の研究室へ1週間留学させていただいたほか、学会の活動で徳島県へ赴くなど、学外へ飛び出して学ぶチャンスがたくさんあります。
■大阪公立大学への「1か月間の国内短期留学」について教えてください。
短期留学制度を活用し、最新鋭の環境で研究の核心に迫りました。

実はこの国内短期留学は、私の研究室では2年前から先輩方が毎年参加しています。しかも、留学にかかる交通費や滞在費などの費用はすべて研究室(先生の研究費等)から支給していただけるため、学生は費用の心配をすることなく研究に100%集中することができます。
本学の研究室が「未知の成分を発見・分析する」ことを得意とするのに対し、留学先の大阪公立大学の研究室は「見つかった複雑な分子を化学合成して作り出す」高度な技術を持っています。
今回の1か月間の留学では、本学で見つけた成分の難解な「立体構造」を解明するため、化学合成の手法や、高分解能質量分析計(HR-MS)などを存分に活用させていただき、研究を前進させることができました。
大学院生となった現在は、この留学で得た解析データをもとに研究をさらに深めており、近く弘前大学で開催されるテルペン討論会で今回の成果について発表を行う予定です。

■留学や学外での挑戦を通して、どのような成長が得られましたか?
「新しい環境へ飛び込むことへのハードル」がなくなりました。

他大学の学生や専門家の方々と一緒に実験をする中で、同じ化学分野でもアプローチや考え方が全然違うことに刺激を受けました。普段とは違う環境に挑戦してみることで自分の視野が大きく広がり、人間的にもたくましくなれたと感じています。
■改めて感じる「静岡理工科大学の魅力」とは何ですか?
「挑戦したい学生を全力でバックアップしてくれる手厚さ」と「温かい距離感」です!

大規模な大学には講義や研究分野の選択肢が多く、大勢の学生と賑やかに交流できる良さがあります。一方で、静岡理工科大学の最大の強みは「教員と学生の圧倒的な近さと、親身なサポート体制」にあります。先生方が学生一人ひとりの興味(香料への関心、学会発表、学外留学の希望など)を深く理解し、成長のためのチャンスを惜しみなく提供してくれます。
研究費を使った研究は結果や成果が求められるものですが、指導教員はまず挑戦心を大切に、実験成果よりも学生の健康と成長を第一に考えてくれています。
背中を優しく押してくれる温かい環境は、本学ならではの大きな魅力だと思います。

■今後の目標と、高校生へのメッセージをお願いします!
【将来の目標】
大学で培った分析技術や化学機器の知識、そして学外で広げた経験を活かし、将来は化学メーカーで「香料(匂い成分)など」の開発・研究に関わる仕事に就きたいと考えています。
高校時代の自分からは想像もつかないくらい、静岡理工科大学での学生生活を通して自分の世界や可能性が広がりました。
本学には、疑問をトコトン追究できる環境と、学生の「やってみたい!」という挑戦を惜しみなく応援してくれる先生方が揃っています。皆さんもぜひ自分の興味を大切にして、いろんなことにチャレンジしてみてください!

様々な海で大型海藻を採集

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