研究活動を通じた「有機化学への深い理解」というものが、私の大きな財産となっている
※所属・企業情報等は、取材時のものです。
■静岡理工科大学への進学および学んだ分野・所属した学科を選択した理由
父が大学時代に天然物の全合成を行なっており、楽しそうに語る姿がとても印象的だったことから、予てより科学の中でもとりわけ化学について興味を持っていました。高校時代に様々な大学を見学しましたが、自然豊かでのびのびと研究できる環境に魅力を感じ、静岡理工科大学、物質生命科学科への入学を決めました。物質生命科学科では、2年次に自分の志向に合わせコース選択をするのですが、その際に、各分野の先生方から自身の研究分野について説明があります。その時、桐原先生が楽しそうに語る姿を見て有機化学の世界に興味を惹かれたこと、化学に興味があったことからバイオ食品化学コースを選択しました。
父が大学時代に天然物の全合成を行なっており、楽しそうに語る姿がとても印象的だったことから、予てより科学の中でもとりわけ化学について興味を持っていました。高校時代に様々な大学を見学しましたが、自然豊かでのびのびと研究できる環境に魅力を感じ、静岡理工科大学、物質生命科学科への入学を決めました。物質生命科学科では、2年次に自分の志向に合わせコース選択をするのですが、その際に、各分野の先生方から自身の研究分野について説明があります。その時、桐原先生が楽しそうに語る姿を見て有機化学の世界に興味を惹かれたこと、化学に興味があったことからバイオ食品化学コースを選択しました。
■大学生活の中で特に頑張ったこと
特に研究活動に注力していました。静岡理工科大学には、先端機器分析センターにNMRやIR、GC-MSなど有機合成には欠かせない分析機器が数多くあります。しかもそれが、自由に使用できる環境であったことが魅力で、昼夜を問わず夢中で実験に取り組んでいました。研究に関して思いついたアイデアを持って桐原先生とディスカッションを重ね、また時には、大学院生の先輩たちとも議論をし、実験を行なってきた日々はかけがえのない思い出です。そんな研究活動を通じて、教科書上だけではない「有機化学への深い理解」というものが、私の大きな財産となっています。
特に研究活動に注力していました。静岡理工科大学には、先端機器分析センターにNMRやIR、GC-MSなど有機合成には欠かせない分析機器が数多くあります。しかもそれが、自由に使用できる環境であったことが魅力で、昼夜を問わず夢中で実験に取り組んでいました。研究に関して思いついたアイデアを持って桐原先生とディスカッションを重ね、また時には、大学院生の先輩たちとも議論をし、実験を行なってきた日々はかけがえのない思い出です。そんな研究活動を通じて、教科書上だけではない「有機化学への深い理解」というものが、私の大きな財産となっています。
■現在の就業先や職種を選択した理由
有機合成の研究が大好きであった自分に、桐原先生からご紹介いただいたのが現在勤務しているウシオケミックス㈱です。桐原先生の教授推薦を受け会社見学へ赴いた際に、充実した製造・分析装置に魅力を感じ、さらには、採用面接試験時に社長の熱い想いをお聞きし、感銘を受け入社を決意しました。
有機合成の研究が大好きであった自分に、桐原先生からご紹介いただいたのが現在勤務しているウシオケミックス㈱です。桐原先生の教授推薦を受け会社見学へ赴いた際に、充実した製造・分析装置に魅力を感じ、さらには、採用面接試験時に社長の熱い想いをお聞きし、感銘を受け入社を決意しました。
🔳大学で学んだことが、現在の業務にどう活かされてるか
現在でも最新の海外文献を取寄せ、より良いプロセス開発が出来るよう日々研究開発に勤しんでいます。その中でひしひしと実感することは、大学時代に学んだ「有機化学の基礎知識が大きな礎となっている」ということです。現在は、大学時代の研究時とは異なる反応を用いて化合物を合成していますが、反応機構などの基本的な考えは共通しており、高品質な製品づくりに大いに役立っています。
現在でも最新の海外文献を取寄せ、より良いプロセス開発が出来るよう日々研究開発に勤しんでいます。その中でひしひしと実感することは、大学時代に学んだ「有機化学の基礎知識が大きな礎となっている」ということです。現在は、大学時代の研究時とは異なる反応を用いて化合物を合成していますが、反応機構などの基本的な考えは共通しており、高品質な製品づくりに大いに役立っています。
■静岡理工科大学の就職支援について
静岡理工科大学では、就職活動関連授業や学内イベント、個人面談など、充実したサポートを非常に早い段階から受けられる体制が整っていました。そこで学んだことは、採用面接試験の際に大きな支えとなりました。地元企業の求人も多く、とても頼りになる存在だと思います。
静岡理工科大学では、就職活動関連授業や学内イベント、個人面談など、充実したサポートを非常に早い段階から受けられる体制が整っていました。そこで学んだことは、採用面接試験の際に大きな支えとなりました。地元企業の求人も多く、とても頼りになる存在だと思います。
■静岡理工科大学はどのような大学だったか
教授等の先生と距離が近く、とても親身になって教えていただいたと感じています。他大学の研究室であれば、学部生や大学院生のほかに、助手、助教授、准教授、そして教授と20名を超える大所帯となっていると聞いたことがありますが、これでは先生との距離がどうしても遠くなります。しかし、静岡理工科大学は、1つの研究室が約5~8名程度の人数構成であることから、先生と密にコミュニケーションを取れる機会がとても多かったことは、貴重な経験になっています。
教授等の先生と距離が近く、とても親身になって教えていただいたと感じています。他大学の研究室であれば、学部生や大学院生のほかに、助手、助教授、准教授、そして教授と20名を超える大所帯となっていると聞いたことがありますが、これでは先生との距離がどうしても遠くなります。しかし、静岡理工科大学は、1つの研究室が約5~8名程度の人数構成であることから、先生と密にコミュニケーションを取れる機会がとても多かったことは、貴重な経験になっています。
■就職後に感じた自社の良いところ
創業50年を超える企業で、常にチャレンジ精神で満ち溢れている、その社風がとても気に入っています。また、高品質な製品づくりを常に支えるための多くの分析装置を備えるなど、研究環境を充実させているところも大きな魅力です。私の主な業務は研究開発で、ラボでは課題解決に向けて繰り返し実験を行い、時には現場で製品を大量に製造することもあります。その過程でラボだけではわからなかった視点で反応を深く理解でき、高品質な製品を製造できていることは大きなやりがいとなっています。有機化学に興味があり実験がお好きな方がいらっしゃいましたら、一緒に働けるととても嬉しいです。
創業50年を超える企業で、常にチャレンジ精神で満ち溢れている、その社風がとても気に入っています。また、高品質な製品づくりを常に支えるための多くの分析装置を備えるなど、研究環境を充実させているところも大きな魅力です。私の主な業務は研究開発で、ラボでは課題解決に向けて繰り返し実験を行い、時には現場で製品を大量に製造することもあります。その過程でラボだけではわからなかった視点で反応を深く理解でき、高品質な製品を製造できていることは大きなやりがいとなっています。有機化学に興味があり実験がお好きな方がいらっしゃいましたら、一緒に働けるととても嬉しいです。