物質生命科学科の特色
自然界の普遍的な原理を追究し、専門知識・技術を実践的に修得。
環境・生活・生命・安全に関わる問題解決に挑む。
機能性材料・生体材料・遺伝子・食品に関する専門的知識と分析技術を修得し、バイオテクノロジー、食品科学、新素材、環境科学、エネルギー科学について理解を深めます。
2022年度卒業生アンケート
各コースに分かれた専門性の高いカリキュラム
「バイオ食品科学コース」
化学をベースにバイオテクノロジーや食品衛生などの生物学について、実学としての講義、実習、レポート作成を繰り返し行うことで、多角的に物事を探求し、他者に伝える力が身につきます。
「環境新素材コース」
多くの分野に関係する環境問題や新素材開発に適用するための材料について広く学べる講義や、実践的に材料を探求する実験科目が特徴です。これらを学ぶことで、幅広い分野に応用できる力が身につきます。
自主性と協調性を磨くPBL(課題解決型)教育
課題解決へのプロセス、グループ活動、他分野の知識・技術の習得、理論の理解と実践を目的に1年次から3年次にかけて実践していきます。そして、自ら考え、行動し、発表する研究者としての基礎を学び身につけていきます。
例:フレッシュマンセミナー(1年前期)
1年次の導入科目として開講しており、グループで「ミニ課題研究」に取り組みます。自ら積極的に調べ、考え、見解をまとめ、発表するという大学の勉学スタイルを習得します。その中で、他人との協調性や自主性を磨いていきます。
グループ活動を通したプロセスの体験
グループで課題を共有し、十分議論を行います。
役割分担も含め、何をどのように調査するのか考えながら進めていきます。
役割分担も含め、何をどのように調査するのか考えながら進めていきます。
調査や根拠創出の過程で行う実験・分析
結果や考察を示すため、実験・分析機器を使用します。使用方法など、実際に体験することで経験を積みます。
研究発表会・表彰
最後は、グループでポスター発表を行います。
自分の考えを他人に伝える「発信力」を鍛える初めての場となります。
自分の考えを他人に伝える「発信力」を鍛える初めての場となります。
研究発表会までに制作するポスター
先端分析機器を使用した実験・実習
1~3年次に行う実験・実習の授業では、本学内に整備された先端機器分析センター内の分析機器も使用します。使用方法や分析によって得たデータの読み取り方など実践的に習得していきます。これにより卒業研究を行う土台を形成していきます。
使用方法
研究活動に欠かせない実験・分析機器の使用方法を学びます。動画で事前学習できる環境も整っており、直に体験し、理解を深めます。
データの扱い、読み取り
分析によって得たデータを、自らがどのように読み取り、どのように捉えるのかなどの力をつけます。
複雑なナノ構造を持つプラスチック(1ナノメートルは10億分の1メートル)
実験データの整理・レポート作成
数値の取り扱いや実験データの整理、結果のまとめ方など、これらの重要性を理解し、習慣づけを行います。
学部と大学院の連携により専門性を高める
物質生命科学科では、大学院生が学部生の講義にアシスタントとして、積極的に参加しています。大学院生は、知識・技術を分かりやすく伝える力が養われ、学部生にとってもロールモデルとして先輩の力を認識し、目標とすることができます。この取り組みがあってか、年々、大学院に進学する学生が増えてきています。
実験実習で、大学院生が学部生に原理を解説中
国家資格 食品衛生管理者資格 認定校
本学は、国家資格「食品衛生管理者」の静岡県西部地域で唯一の養成施設認定校です。「バイオ食品科学コース」において指定科目を全て修得し卒業した者は、資格を取得することができます。
食品衛生管理者とは
衛生上の考慮を必要とする食品や添加物などの製造や加工を行う際に、衛生管理業務をする者です。このような食品や添加物の製造等を行う営業者には、法令により専任の管理者を置くことが義務付けられています。
※指定科目は、デジタルパンフレットのP69-P70にてご確認ください。