高校教員を目指す方へ「教職課程」
静岡理工科大学では、教職課程を設置し、高校教員(工業・理科・情報・数学)の養成に取り組んでいます。
教職課程の履修者は、学科卒業に必要な単位のほかに、教職科目の単位を修得することによって、高等学校教諭一種免許状を取得することができます。
教職課程の履修者は、学科卒業に必要な単位のほかに、教職科目の単位を修得することによって、高等学校教諭一種免許状を取得することができます。
教職支援室
静岡理工科大学の教職支援室の特色は、指導教員と学生との距離の近さ。高校教育の経験がある専任教員の指導により、教育者としての使命感や人間の成長・発達についての深い理解、教育的愛情、教科などに関する専門的な知識、広く豊かな教養を教授しています。加えて理工学系の実学を兼ね備えた教員を目指せる環境がここにあります。教職課程の履修者がこれらの資質能力を磨き上げるために、1年次から4年次までの成長を見通した適切なカリキュラム(教育課程)を編成し、授業を進める一方で、教職支援室を中心に学生一人ひとりをきめ細かく支援する体制を整えています。毎年、30名近い入学生が教職課程を履修し、熱心に学んでいます。
卒業生の声
つくる楽しさ、先生との距離の近さが魅力!
伊藤 成哉さん
静岡県立掛川工業高等学校 教諭
(理工学部 機械工学科 2017年3月卒業)
※取材時の情報となります。
機械科の教員として教鞭を執りながら担当クラスを持ち、放課後はバレー部の副顧問をしています。教員を目指すにあたり静岡理工科大学を選んで良かったと思うことは大きく分けて2つあります。1つ目は、授業や研究を通じて「つくる楽しさ」を体験できたこと。だからこそ今、生徒たちにつくる楽しさを伝えられ、教科書にないことも教えられているのだと思います。2つ目は、教職課程の先生方の生きた指導を近い距離で受けられたこと。高校の元校長先生など長年教育現場で腕を奮ってきた先生方から、採用試験前に特別講義をしていただいたり、ことあるごとに経験談を聞かせていただいたり…。先生方に教えていただいことは、私にとって一生忘れることのない財産になっています。
取得できる教育職員免許状の種類
高等学校教諭一種免許状
学部 | 学科 | 教科 | 専門分野 |
---|---|---|---|
理工学部 | 機械工学科 | 工業 | 機械 |
電気電子工学科 | 工業 | 電気・電子・通信 | |
物質生命科学科 | 理科 | 物理・化学・生物 | |
建築学科 | 工業 | 建築 | |
情報学部 | コンピュータシステム学科 | 情報 | |
数学 |
教員採用実績(抜粋)
- 静岡県立高等学校
- 飯田女子高等学校
- 享栄高等学校
- 静岡北高等学校
- 静岡女子高等学校
- 誠恵高等学校
- 静清高等学校
- 星陵高等学校
- 知徳高等学校
- 常葉大学附属菊川高等学校
- 常葉大学附属橘高等学校
- 浜松学芸高等学校
- 浜松聖星高等学校
- 浜松開誠館高等学校
- 浜松学院高等学校
- 飛龍高等学校
教職支援の主なスケジュール
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
---|---|---|---|---|
4月 | 新入生教職課程 ガイダンス 前期履修ガイダンス |
前期履修ガイダンス | 教育実習(内諾依頼) ガイダンス 前期履修ガイダンス 教育実習校訪問・ 依頼状送付 |
教育実習(正式申込等) ガイダンス 前期履修ガイダンス 教育実習申込書実習校提出 県公立学校教員採用 選考試験出願指導 県公立学校教員採用 選考試験願書提出 |
5-7月 | 教職前期2科目 「教職概論」(2単位) 「教育と社会」(2単位) |
教職前期2科目 「教育課程論」(2単位) 「特別活動論」(2単位) |
教職前期2科目 「教職総合演習Ⅰ」(1単位) 「教職実践演習Ⅱ」(2単位) |
教職前期2科目 「教育実習事前指導」(0.5単位) 「教育実習」(2単位) 県公立学校教員採用 選考試験1次 |
8月 | 前期試験 (7月末~8月初) |
前期試験 (7月末~8月初) 教職夏季集中1科目 「特別支援教育概論」 (夏季集中) |
前期試験 (7月末~8月初) |
県公立学校教員採用選考試験 1次合格者発表 県公立学校教員採用選考試験2次 私学教員適性検査 教育実習直前ガイダンス(後半者) 前期試験(7月末~8月初) |
9月 | 後期履修ガイダンス | 後期履修ガイダンス | 後期履修ガイダンス | 後期履修ガイダンス |
10月 | 教職後期2科目 「教育原理」(2単位) 「教育心理学」(2単位) |
教職後期2科目 「生徒・進路指導論」(2単位) 「教育相談」(2単位) |
教職後期3科目 「教職総合演習Ⅱ」(1単位) 「教科教育法Ⅱ」(2単位) 「教育方法・技術論」(2単位) |
県公立学校教員採用選考試験 2次合格者発表 教職後期2科目 「教職実践演習Ⅱ」(2単位) 「教育実習事後指導」(0.5単位) 教員免許状取得手続ガイダンス |
11月 | 教職ガイダンス (県教委人事管理主事講話) |
教職ガイダンス (本学教職課程卒業生講話) |
教職ガイダンス (本学教職課程卒業生講話) |
教員免許状申請書類提出 |
12-2月 | 後期試験(1月末~2月初) | 後期試験(1月末~2月初) | 後期試験(1月末~2月初) | 後期試験(1月末~2月初) |
3月 | 教育実習(参加資格)判定 | 教育実習(参加資格) 最終判定 |
教員免許状発送(県教委→大学) 教員免許状授与(卒業式時) |
教員の声
専門が違う仲間と切磋琢磨できる環境
教育開発センター 教職支援室 特命教授
松本 直己
本学の教職課程の特徴は、各自が理学・工学の専門知識を身につけた上で教員を目指せるところです。模擬授業や学習指導案の作成、周囲と的確なコミュニケーションをとるためのロールプレイングなど、実際の教育現場で必要となるスキルを実践的に学びます。取得を目指す教科や個々の専門性が違うからこそ出てくる鋭い指摘もあり、異なる学科の学生同士が互いに切磋琢磨して成長できる環境だと思います。
学生の声
専門的知識を身につけ、生徒に寄り添う教員に
安達 佳祐さん
理工学部 機械工学科
(静岡県立掛川西高等学校出身)
将来の選択肢を広げられると思い教職課程を履修しました。プレゼンテーションや模擬授業など発表の機会が多かったことが印象に残っています。緊張する教育実習や採用面接で自分の意見がはっきり伝えられたのは、ここでの経験があったからです。教職課程を進むにつれ、教える側としての知識をもっと得たいと考えるようになり、本学の大学院への進学を決めました。専門性を身につけ、生徒に寄り添える教員になりたいと思っています。
「大学院修士課程の特例」※合格者 本学大学院進学
※ 名簿登録期間が、修士の修業年限まで延長されます。
「大学院修士課程の特例」※合格者 本学大学院進学
※ 名簿登録期間が、修士の修業年限まで延長されます。