鳥人間コンテストへの挑戦① 「無尾翼機の開発 〜目標は300メートル〜」
鳥人間コンテストへの挑戦①
「無尾翼機の開発 〜目標は300メートル〜」
「無尾翼機の開発 〜目標は300メートル〜」
夏になると、琵琶湖を舞台に開催される「鳥人間コンテスト選手権大会」。
「飛ぶこと」を夢見る人々が、自作の機体で飛行距離や飛行時間を競い合う。
学生プロジェクト「SKY Traveler(スカイトラベラー)」は、「滑空機部門」への出場を目的に活動している飛行機研究サークルだ。
「飛ぶこと」を夢見る人々が、自作の機体で飛行距離や飛行時間を競い合う。
学生プロジェクト「SKY Traveler(スカイトラベラー)」は、「滑空機部門」への出場を目的に活動している飛行機研究サークルだ。
2018年、今年も「書類・設計図審査」を無事に合格し、本大会出場への権利を掴んだ。
2005年発足以来、部員がそれぞれ得意分野を発揮しながら機体を開発。2007年に初出場を果たし、2013年にはチーム最長記録となる飛行距離186.29メートルをマークした。
大空への挑戦は後輩たちへ受け継がれ、更なる飛行距離を伸ばすことを目標に活動を続けている。
大空への挑戦は後輩たちへ受け継がれ、更なる飛行距離を伸ばすことを目標に活動を続けている。
2018年型機の最大の特徴は、機体の開発方針を2年続いた小さな尾翼が付く「半無尾翼機」から完全なる「無尾翼」の機体へと変更した点だ。
ただし、無尾翼機の機体開発は、尾翼のある機体以上の技術と精度が求められる。
その一例が、機体の不安定さを補うために主翼の先端に向かって翼の迎角が下がっていく「ねじり下げ」という翼の形状。
ただし、無尾翼機の機体開発は、尾翼のある機体以上の技術と精度が求められる。
その一例が、機体の不安定さを補うために主翼の先端に向かって翼の迎角が下がっていく「ねじり下げ」という翼の形状。
この挑戦は1年前の2017年型機から始まっており、主桁素材をカーボンよりも精度が出しやすい「木材」へ変更。
経験のない素材を使った開発過程では、様々な新しい問題が生じた。誤差の修正、強度対策などを行ったことで、2017年型機は、当初より大幅に機体重量が増加したのである。
しかし、この取り組みで無尾翼機開発への貴重な経験を積むことができたという。
「木の強度計算は難しいのですが、2017年型機でデータを取ることができたので、2018年型機はもう少し強度的に攻めていこうと思っています」と、部員たちも意気込む。
経験のない素材を使った開発過程では、様々な新しい問題が生じた。誤差の修正、強度対策などを行ったことで、2017年型機は、当初より大幅に機体重量が増加したのである。
しかし、この取り組みで無尾翼機開発への貴重な経験を積むことができたという。
「木の強度計算は難しいのですが、2017年型機でデータを取ることができたので、2018年型機はもう少し強度的に攻めていこうと思っています」と、部員たちも意気込む。
2018年型機に最適な設定値を探るため、1/5スケールの精密な模型を作り、テスト作業にも余念がない。
2018年の飛行距離の目標は、300メートル。
それは、他チームが無尾翼機で出場した時の機体の最高記録(270メートル)を超える記録。
新入部員も加わり、チーム一丸となり試行錯誤を重ね、大空の夢を目指していく。
それは、他チームが無尾翼機で出場した時の機体の最高記録(270メートル)を超える記録。
新入部員も加わり、チーム一丸となり試行錯誤を重ね、大空の夢を目指していく。